日本代表は今月5日に、オーストラリア・パースで同国代表と2026FIFAワールドカップ(W杯)3次予選を戦う。
対戦相手のオーストラリアは、ここまで同予選8試合3勝4分1敗の勝点13で、グループCでW杯出場圏内の2位につけている。
勝点10で3位につけるサウジアラビアとは、勝点差3に加えて得失点差が9ポイント離れており、サッカルーズ(サッカーオーストラリア代表の愛称)は日本戦で勝利すればW杯出場をほぼ手中に収めることができる。
Aリーグ(オーストラリア1部)は4日、日本との決戦に向け、公式ホームぺージに元J1セレッソ大阪FWアダム・タガートのインタビューを掲載した。
明日、日本戦が行われるオプタス・スタジアムは、現在タガートが所属するパース・グローリー(オーストラリア1部)のホームスタジアムだ。さらに、パースは同選手の生まれ故郷でもある。
オーストラリア代表のストライカーは、「(日本に)勝てばW杯予選でとても有利な立場になりますし、パースでこのような大事な試合をできる機会はそうそうあるものではありません。こういう試合はだいたいシドニーやほかの大都市で行うことが多いですから」と地元での試合に意気込んだ。
また同国のレジェンドであるジョン・アロイージがPKを決め、32年ぶりとなる(2006年)W杯出場を決めたウルグアイ代表との大陸間プレーオフの再現をしたいと語った。
「誰もがジョン・アロイージのPKを知っていると思うし、何度も何度もリプレイされています。先日、母に『明日の試合はそれと似た状況だ』と説明しようとしました。
ジョン・アロイージのPKや2013年のジョシュ・ケネディのヘディングのように、国中が何度も見返すような特別な瞬間を、自分たちでつくれるチャンスがあるというのは本当に大きいし、僕たち全員にとって特別なことです。特に、パース出身の僕にとってはなおさらね」
日本代表は、生まれ故郷での決戦に燃える元Jリーガーのプレーに警戒が必要だ。