今夏のワールドカップで日本代表と戦うオランダ。
そのオランダ代表で50試合に出場するなどスターとして活躍していたクインシー・プロメスは、2020年に親族への刺傷事件に関与した疑いで逮捕・起訴された。
34歳のプロメスは、2021年のEUROにも出場したアタッカー。
親族間のパーティー中に起こした刺傷事件で有罪判決を受けた後、コカイン密輸でも懲役6年を宣告された。
当時、ロシアでプレーしていた彼は国際指名手配されたものの、オランダとロシアに引渡し条約がないために拘束されず。だが、2024年2月に滞在先のUAEの空港で身柄を確保され、その後、オランダに移送された。
『ESPN』によれば、プロメスはアムステルダムでの控訴審で、いとこを刺したことをついに認めたという。
黙秘を貫いた第一審で懲役1年半の有罪判決を受けた後、著名な弁護士夫妻が新たに弁護を担当することになり、これまでとは違うスタンスに変わった。
2020年7月、親族間でのパーティー中にプロメスが宝石を盗んだといとこを叱責したことで激しい争いに発展したとされている。
その際、「ポケットナイフで一度刺した」と弁護側は認めつつ、正当防衛だったとも主張しているようだ。
また、身柄を拘束されたドバイでは全く関連のない事柄について連日尋問されたとして、自らの意思でオランダに帰国したかったのに、なぜオランダ政府が自分を引き戻さなかったのか理解できないとも主張している模様。
そのうえで、「オランダの司法制度によって犯罪者として扱われたことへの大きな恐怖と怒り」を感じ、「法治主義への信頼を失い、黙秘権を行使することを決意した。しかし、もはやその黙秘権を行使するつもりはない」とのこと。
さらに、「マスコミの前でスケープゴートにされる」のを懸念して、非公開で証言することを希望しているという。
プロメスは1300キロのコカイン密輸に関与した罪で懲役6年の有罪判決を受けたが、弁護士は麻薬密売とは一切関係がないとも主張している。彼はまだ選手としてのキャリアを諦めていないそう。
筆者:井上大輔(編集部)

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