
サッカーが戦術的になっていると言われながらも、その一方でゴールを決められるストライカーの存在感や重要性も格段に増している。結果を残せるビッグクラブには、必ずと言っていいほど決定的な力を持つゴールハンターがいるものだ。
今回は『The Football Faithful』から「1つのクラブで最も早く100ゴールを決めた選手」のトップ5をご紹介する。
5位:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
クラブ:PSG
100ゴールに達した試合数:124試合
ズラタン・イブラヒモヴィッチは、ミランからPSGへと加入したあとの124試合で100ゴールを奪った。高い身長を柔らかく生かし、テクニカルなシュートや圧倒的なフィジカルで数々のディフェンダーを手玉に取った。
またピッチ上でのカリスマ性、独特の自己表現も彼の特別性を高め、カタール資本が入ったパリ・サンジェルマンの第一次黄金期を作り上げた。リーグアンにおける圧倒的な支配力や存在感は類を見ないものだった。
4位:ルイス・スアレス

クラブ:バルセロナ
100ゴールに達した試合数:120試合
リヴァプールからバルセロナに加入した際には、ワールドカップでキエッリーニに噛みついた事件によって長期の出場停止を受けていたというエピソードを持つルイス・スアレス。
しかしながらピッチに戻った彼はまさに圧巻だった。メッシ、ネイマールと組んだトリオは「MSN」と呼ばれ、バルセロナの歴史上でも最強の3トップといえる存在になった。
その結果、彼は加入からわずか120試合で100ゴールを決めることに成功し、バルセロナのレジェンドの一人として記憶される存在になった。
3位:アーリング・ハーランド

クラブ:マンチェスター・シティ
100ゴールに達した試合数:105試合
ボルシア・ドルトムントからマンチェスター・シティに加入し、それからわずか105試合で100ゴールの大台に乗せることに成功したアーリング・ハーランド。
そのフィジカルとスピードを武器にプレミアリーグを席巻し、ジョゼップ・グアルディオラ監督の巧みな戦術の下で冷静さと決定力を遺憾なく発揮した。
それもこのところは「当たり前」になってきており、彼がこれからさらなる大記録を打ち立てていくことは間違いない。今後のキャリアや進化に注目せざるを得ない選手だ。
2位:クリスティアーノ・ロナウド

クラブ:レアル・マドリー
100ゴールに達した試合数:105試合
クリスティアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに加入してすぐに圧倒的な決定力を発揮し、わずか105試合で100ゴールに到達。その過程でUEFAチャンピオンズリーグやリーガを制覇し、輝かしい実績を残した。
圧倒的な身体能力、両足と頭でシュートを打てる技術、そして大舞台での勝負強さとストイックな生活。
1位:ハリー・ケイン

クラブ:バイエルン・ミュンヘン
100ゴールに達した試合数:104試合
このランキングのトップに立ったのは、トッテナムからバイエルン・ミュンヘンへと移籍したイングランド代表FWハリー・ケインだ。
ほぼ1試合に1ゴールというペースで得点を量産し、わずか104試合で3桁の大台に乗せた。そのゴール嗅覚や的確なポジショニングセンスは、ブンデスリーガでも突出したものだった。
また18本連続PK成功という素晴らしい記録も残し、類稀なる安定感を見せた。そして彼の人生で初となるリーグ制覇をも導き、30代にしてキャリアの頂点を極めた。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。