レアル・ソシエダのリザーブチームでプレーする喜多壱也。
身長189cmを誇る20歳の大型センターバックで、U-20日本代表として昨年のU-20ワールドカップにも出場した選手だ。
その喜多は、7日にスペイン2部リーグの対カステジョン戦に出場したが、対戦相手から人種差別的言動を受けたと訴えた。
主審が作成したマッチリポートには「94分、ソシエダの喜多からカステジョンの5番アルベルト・ヒメネスが『クソ中国人』と呼んだという報告を受けたため、反人種差別プロトコルが発動された。ただ、この発言は審判団の誰も聞いていなかった」と記されていたとのこと。
33歳の相手DFが喜多に対して、人種差別的言動をした疑いがあるようだが、審判団は発言を確認できなかったため、その場での処分はされなかった。
『Mundo Deportivo』などによれば、スペインサッカー連盟は、喜多への人種差別疑惑について調査を開始したという。
もし、差別的行為が認められた場合、カステジョン選手には、最長10試合の出場停止処分に加え、最大3006ユーロ(約54万円)の罰金も科される可能性があるという。
ソシエダBのイオン・アンソテギ監督は、この件についてこう述べていたそう。
「私は何も見ていない。遠くにいた。審判からは、選手たちが喜多への人種差別的な侮辱の言葉を聞いたと伝えられた。そのためにプロトコルを発動した。審判はそれを聞いていないので、当該選手を退場させることはできない。
彼らは私の選手であり、私は彼らの言うことを信じている。こんなことにサッカー界に居場所はない。サッカー界でも、世界のどこであっても、このようなことはあってはならない。もしこれが事実なら、処罰は当然だ。
近くにいた選手たちは、侮辱的な発言を耳にして審判に報告したと私に話してくれた。
もし実際に起こったことが証明されたのであれば、二度とこのようなことが起こらないように加害者は罰せられるべきだ。
このようなことは、どこにおいても許されるものではない。二度とあってはならないことだ」
喜多への差別的言動があったというソシエダの選手たちの証言を信じているとのこと。
筆者:井上大輔(編集部)

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