今シーズンのイタリア・セリエAで17位という結果に終わり、ギリギリで残留に成功したレッチェ。

安堵とともに今季を締めくくったが、サヴェリオ・ダミアーニ会長の記者会見において、23歳のMFジョアン・ゴンサレスが現役引退することが発表されたという。

スペイン人MFのジョアン・ゴンサレスは2002年生まれの23歳。バルセロナの下部組織で育ち、U-19のカテゴリにいた2021年にイタリアへと移住してレッチェへと加入した。

次年度にはトップチームに帯同するようになり、コッパ・イタリアでデビューを果たすなど、若くして主力の一人に成長した。

ところが2024-25シーズンのプレシーズンに行われた健康診断において、かなり稀な先天性の心臓疾患が発見され、選手登録が不可能になった。それからおよそ1年間の療養期間を経て再検査を行ったが、残念ながら状況は全く変わっていなかったという。

『So Foot』によれば、ダミアーニ会長は「非常に診断が難しい先天性疾患を見つけてくれた医療チームに感謝したい。少年の命が救われた」とドクターを称賛したそう。

また、「彼はすでにスペインで経済学を学んでいる。ビジネス界で素晴らしい経営者になるだろう。23歳でこのような経験をしたら、大きな打撃を受けるはずなのに、彼は冷静かつ知的に立ち向かっていた。幸運を祈りたいよ」と話し、ジョアン・ゴンサレスの資質は素晴らしい物があったとも語ったようだ。

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