今夏、スイス王者バーゼルに移籍したDF常本佳吾。

中田浩二氏や柿谷曜一朗氏もプレーしたバーゼルは、1893年創設でスイスリーグ21度の優勝を誇る強豪だ。

26歳の常本は明治大学を経て、鹿島アントラーズでプロになったサイドバック。2023年からスイス1部セルヴェットでプレーしてきたが、名門バーゼルに引き抜かれた。

常本は筑波大学出身の三笘薫が対峙したなかで印象に残っている選手として名指したこともあるほど守備力に定評のある選手。

その常本が珍しい形でゴールを演出したことが現地で話題になっている。

常本は16日に行われた3部ビール・ビエンヌとのスイスカップに出場すると、開始61秒で先制点を演出。

フリーの常本が放った強烈なシュートを相手GKが弾くも、すぐそばにいた相手DFの顔面を直撃してゴールネットに転がり込んだ。ただ、記録は常本の得点ではなく、相手DFのオウンゴール。

『SRF』は「常本のシュートはGKの手を弾き、そばにいたDFが不本意なオウンゴールを喫した」と伝えていた。

試合はバーゼルが6-1で勝利。『Basler Zeitung』は「常本が正確で力強いクロスを供給できることは既に明らかだった。前半28分にはクロスでチーム3点目を演出。常本にとってこの日、2度目の準アシストとなった。

その前にはシュートを放ち、わずか61秒で相手のオウンゴールを誘発している」として常本に5.5点の採点を与えていた。

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