イタリアのパルマでプレーする日本代表GK鈴木彩艶。22歳の守護神は、セリエAで評価を高め、多くの関心が寄せられている。

『La Gazzetta dello Sport』によれば、かつて本田圭佑もプレーした名門ACミランも鈴木に関心を示しているという。

ミランの守護神であるフランス代表GKマイク・メニャンはチェルシー移籍が噂されており、それが実現した場合に鈴木も代役候補のひとりになるとされている。ただ、まだ交渉には至っておらず、障壁もあるという。

「ミランはまだパルマとの交渉を開始していないが、問題が潜んでいる。

パルマは鈴木に3000万ユーロ(49.5億円)以上の移籍金を要求しており、もう1シーズン残留させる計画がある。

彼のようなフィジカルと爆発力を持つGKがプレミアリーグで非常に人気を博すことを知っているのだ。

つまり、1年後にイングランドのチームに彼を売却するという案は、パルマに2025年6月の移籍要求を拒否させる可能性もある」

パルマは鈴木を50億円以下で売却するつもりはなく、より高額な移籍金が期待できるプレミアリーグのクラブに1年後に放出する案も検討しているようだ。

また、移籍情報に詳しいマッテオ・モレット氏は、ファブリツィオ・ロマーノ氏とのYouTubeで「鈴木は(2026年の)W杯を見据えてレギュラーとしてプレーしたいと考えている。そのため、ナポリという選択肢は先発出場が見込まれるミランよりも難しい。もしメニャンの状況が整えば、鈴木は注目すべき選手だ」と述べていたという。

セリエAで優勝したナポリも鈴木に興味を示しているが、その場合にはイタリア代表GKアレックス・メレトとのレギュラー争いになるとされている。

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