近年、クリスティアーノ・ロナウドら世界的スターを国内リーグに引き入れてきたサウジアラビア。
そのひとりだった元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、アル・イティハドからアル・ヒラルへの移籍が決まった。
38歳のベンゼマは、かつてレアル・マドリーでロナウドと同僚だったスター選手。2022年にバロンドールも受賞した彼は2023年夏からサウジでプレーしてきた。ベンゼマはアル・イティハドとの関係がこじれていたが、契約を解除したうえで、アル・ヒラルへの電撃フリー移籍が決まった形。
そのサウジは、公共投資基金(PIF)を通じて、サッカー界に破格の投資をしてきた。PIFは、ロナウドが所属するアル・ナスルやアル・イティハド、アル・ヒラルら国内の4クラブを実質的に保有している。
そうしたなか、ロナウドは2日の試合を欠場し、アル・ナスルでのプレーをボイコットしたと報じられた。
ロナウドは昨夏に年俸2.3億ドル(約357億円)ほどでアル・ナスルとの契約を2027年まで更新したばかり。
『BBC』は、アル・ヒラルのカリム・ベンゼマ獲得が、ロナウドがアル・ナスルに不満を抱いている主な理由としている。関係者が「彼は負けず嫌いで、他のクラブが強くなることを好まない」と語ったとも。
また、『Telegraph』は、「ロナウドは、アル・ヒラルがベンゼマ獲得で補強を認められたのに対し、アル・ナスルには認められなかったことに不満を抱いている模様」と伝えている。
アル・ナスルもアル・ヒラルもアル・イティハドもPIFが保有しているが、近年のアル・ナスルはタイトル面で2チームの後塵を拝している。
そういった状況ながら、アル・ナスルの補強は進んでおらず、ロナウドは投資が十分ではないと不満を募らせており、それがプレー拒否につながったと見られている。
筆者:井上大輔(編集部)

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