J2レノファ山口、クラウドファンディングが「目標達成率418%」の大成功!環境改善やチーム強化などに活用へ
J2レノファ山口、クラウドファンディングが「目標達成率418%」の大成功!環境改善やチーム強化などに活用へ

今季も熱戦が繰り広げられている明治安田J2リーグ。レノファ山口FCは27節終了時点で19位と残留争いを強いられている。

後半戦初戦で迎えた最下位・愛媛FCとの一戦に0-2で敗れたことで、クラブは志垣良監督との契約を解除。中山元気監督のもとで再起を図っている。

そんな山口にとって、明るいニュースとなったのがクラウドファンディングだ。

クラブは20日、この夏に実施した『レノファ山口FC クラウドファンディング2025.~クラブ環境改善プロジェクト~』に関して、支援金が目標を大きく上回る「2,092万9,808円」に到達し終了したと発表した。

クラブ強化を進める中で、これまで十分に着手できていなかったトレーニング環境の課題に目を向け、選手たちのパフォーマンスやコンディション向上を目指すとともに、この先のクラブの発展に向けた環境整備を目的とした今回のクラウドファンディング。

スポーツ専門クラウドファンディングを展開する『スポチュニティ』にて実施し、7月12日に1stゴールの「500万円」を達成すると、8月6日には2ndゴールの「1,500万円」を達成。最終的には以下のような大成功を収めている。

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・達成金額:20,929,808円
・目標達成率:418%
・支援者数:696人
・支援件数:917件

関係者のコメントはこちら。

株式会社レノファ山口 代表取締役社長 渡部博文氏

「このたびは『クラウドファンディング2025~クラブ環境改善プロジェクト~』にご支援いただき、本当にありがとうございました。

696名の皆さまから2,000万円を超えるご支援が集まり、目標を大きく上回る結果となりました。これは間違いなく、皆さまと一緒に成し遂げた大きな成果です。

私自身、現役時代はクラブハウスやトレーニング環境があることのありがたさを痛感してきました。

日々の環境が選手を育て、チームを強くする。その積み重ねがクラブの未来を形づくります。

このクラブハウスは、2017年に山陽小野田市をはじめ、山口県や地元企業の皆さまのご尽力で誕生しました。そしてスポンサーの方々からもトレーニング器具等をご寄贈いただいた背景があります。そのおかげで今、レノファはJリーグの舞台で戦い続けることができています。

今回いただいたご支援は、選手たちがさらに集中し、成長できる環境へと進化させるために大切に使わせていただきます。改善の様子は随時発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

レノファは『地域と共に新たな価値を創る』というビジョンのもと、これからも皆さまと共に歩みます。

改めまして、今回ご支援いただいたすべての皆さまに心よりお礼申し上げます」

レノファ山口FC 強化部スカウト兼トップチームアシスタントコーチ 佐藤謙介氏

「レノファ山口FCの母体となった山口県サッカー教員団の皆様、山口県サッカー協会関係者、全ての皆様のご尽力のお陰で、レノファ山口FCは2006年4月に誕生しました。設立当初は予算も無く関係者の私財を投じて繋いでいただきました。現在のレノファがあるのは偉大な方々のお陰です。改めて皆様には深く感謝し、御礼申し上げます。

県民が、『夢・感動・元気』を共有できるチームを目的としてクラブは設立され、その後、2014年JFLからJ3昇格、2015年J3優勝、2016年からJ2リーグでの戦いが続いております。

私、佐藤謙介は2021年より加入し5年目のシーズンを迎えました。私が移籍してきた際には既にクラブハウスがありましたが、JFL、Jリーグ参入当初は練習場やクラブハウスも無く山口県内の空いているサッカー場を借りて練習していたと聞いています。そうした中で2016年にレノファ山口FCにクラブハウス建設をと名乗りを挙げてくれたのが山陽小野田市でした。山陽小野田市がクラブハウス建設にあたり、市、県、地元企業の皆様の協力をお願いしていただき2017年2月にJ1ライセンス基準を満たすクラブハウスが完成しました。またスポンサー企業の皆様より多くのトレーニング器具を寄贈していただきましたこと、ご尽力していただいた山陽小野田市、山口県の関係者の皆様に感謝申し上げます。

環境改善プロジェクト、クラウドファンディングの発信をさせていただき、予想を大きく上回る金額を達成できたこと心より感謝申し上げます。善意の支援を一円たりとも無駄にする事なく、環境改善そしてクラブの発展のために責任を持って使わせていただきます。

どうか皆様、これからも厚いご支援のほどよろしくお願い致します。この度のご支援、本当にありがとうございました。プロジェクト発起人として厚く御礼申し上げます」

支援金は、「いまとこれからの選手を支える環境の整備」として、食事環境の改善(お弁当のグレードアップなど)、トレーニング器具・設備の更新、ケア器具・環境の改善、スカウティング・分析環境の改善、チーム強化費、クラブ強化費などに使用されるとのこと。

使い道や改善後は公式サイトやSNSを通じて随時発信していくという。

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