J1の名古屋グランパスは、21日にプレミアリーグのエヴァートンとの戦略的パートナーシップ締結を発表した。

名古屋は2022年にイタリアのASローマとの戦略的パートナーシップを締結しており、エヴァートンとローマは同じThe Friedkin Groupがオーナーとなっている兄弟クラブだ。

名古屋はエヴァートンとともに、アカデミー選手のトレーニング参加(短期留学)やアカデミーチームの遠征、コーチ・スタッフの定期的な交流や現地研修の実施、日本含めたアジア、欧州市場間での共通のビジネス機会の開拓などを行っていくという。

そうしたなか、韓国紙『SPOTV』は、名古屋とエヴァートンとの提携について、「日本サッカーは発展し続ける!」などと伝えていた。

「 韓国人選手7人が所属した創設86年の日本の名門がエヴァートンとの戦略的パートナーシップ締結を公式発表。

1939年に創立された名古屋は、J1リーグ1回、Jリーグカップ2回、天皇杯2回の優勝を誇る日本の代表的な名門のひとつだ。

本田圭佑や吉田麻也など顕著な日本代表選手を輩出しており、過去には7人の韓国選手が所属したこともあり、韓国サッカーファンにも馴染みのあるチームだ。

今季の名古屋は、困難を経験している。現在J1で16位に留まっており、降格圏18位との勝点差はわずか3と、いつのまにか降格危機に置かれている。

このような厳しい状況下でも、名古屋はクラブの発展に尽力している。

イタリアの名門ASローマに続き、プレミアリーグのエヴァートンと戦略的パートナーシップを締結し、世界トップクラスのサッカー経営手法を学ぶ姿勢を示した。

これは、日本がサッカー強豪国へと躍進していることを象徴している。近年、日本サッカーは目覚ましい発展を遂げている。

充実したサッカーインフラを基盤に、国内リーグの競争力を高め、積極的な投資と多くの欧州選手の育成を通じて、代表チームの戦力レベルアップを実現した。

名古屋も日本サッカーのこの潮流に追随することを目指している」

なお、1939年に創部されたのは、前身にあたるトヨタ自動車工業サッカー部。名古屋グランパスエイトになったのは、1991年のこと。

なお、The Friedkin Groupを率いるドン・フリードキンは、1969年に父親が設立したアメリカにおけるトヨタ車の民間販売代理店「Gulf States Toyota」の現CEOでもある。

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