クリスタル・パレスで2シーズン目を迎えた日本代表MF鎌田大地が好調だ。

加入1年目の昨シーズンは、世界最高峰であるプレミアリーグへの適応に苦しんだが、今シーズンは本領を発揮。

オリヴァー・グラスナー監督のもとでチームに欠かせない戦力になっており、9月に続いて、10月のクラブ月間MVPに選出された。

鎌田はファン投票で30.5%と最も高い支持を得ており、パレスは「我が日本のセンセーション」とその活躍を讃えている。

その鎌田は2カ月連続の月間MVPを知らされると、「ゴールもアシストもなかったのに(笑)」とジョークを飛ばし、周りの選手たちも思わず笑っていた。

そのうえで、「ありがとう。(自分はふさわしくないと思う?)そうだね、自分はゴールもアシストもなかったし、JPはたくさんゴールを決めたからね。これは僕だけでなく、全員がふさわしい。(ファンに愛されているね?)昨シーズンは自分にとってとても厳しいものだったけれど、今シーズンはチームを少しは助けられていると感じてるし、もっと頑張りたい」とも語っていた。

実際、鎌田は10月に出場した公式戦では、ゴールもアシストもなし。一方、JPことFWジャン=フィリップ・マテタは、ボーンマス戦でハットトリックを達成していた。

それもあってか、鎌田はチーム全員が月間MVPに値するとコメントしていたが、表情からは充実ぶりもうかがえた。実際、鎌田は日本代表として歴史的初勝利を遂げたブラジル戦でも出色のパフォーマンスを披露している。

公式戦3連勝中のパレスは、9日のブライトン戦後に、インターナショナルブレイクに入る。

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