ウクライナメディア『Footboom』は3日、オランダ代表のロナルド・クーマン監督が今月15日からアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025(クラブW杯)を痛烈に批判したと伝えた。
同日のインタビューで、オランダ代表監督は8日と11日に開催されるFIFAワールドカップ(W杯)予選のフィンランド戦とマルタ戦に向けて質疑応答を行った。
その中で、J1浦和レッズも出場するクラブW杯について尋ねられた同監督は、厳しい言葉を言い放った。
「以前から言っているが、クラブW杯は馬鹿げている!クラブは得られる賞金をよろこぶだろうが、多くのタイトルを獲得している選手たちがクラブW杯の勝利をよろこぶとは想像できない。国内リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、ユーロ(欧州選手権)、そしてW杯の優勝とは比べものにならない」
同メディアによると、クーマン監督は代表チームの教え子で今月1日にCL決勝を戦い終えたばかりのインテルDFデンゼル・ダンフリースとDFステファン・デ・フライが、休む暇なくクラブW杯に出場する状況に強い不満を抱いているという。
かつてスペイン1部の名門バルセロナなど、欧州の複数クラブを率いた経験がある指揮官は、以前から試合スケジュールの過密化による選手たちのパフォーマンス低下ついて苦言を呈しており、根本的な改革を求めている。