アルゼンチンメディア『infoabe』は今月4日、コロンビア・メデジンで開催されたサッカーの試合中に、13歳の少年が亡くなる事故が起きたと伝えた。

事故はアンティオキア州のサッカーリーグが主催するU-17大会の試合中に発生した。

ピッチ上で二人の選手がぶつかり、両者とも倒れたが、そのうちの一人マティアス・ラミレス・バルガスさんは立ち上がることができなかった。すぐに応急処置が施され、近くの病院に搬送されたが、その後息を引き取った。

彼が所属していたクラブのサッカー・シティ関係者は、適切な救急処置が行われたと述べた。最初は近隣の医療機関に運ばれたが、重傷だったためより施設の整った病院へ移送されたが命を救うことはできなかった。

クラブは公式声明で「マティアスの家族や関係者に心よりお悔やみ申し上げます。彼の明るさや情熱、チームへの貢献はずっと忘れません」と追悼の意を表した。

アンティオキア州サッカーリーグのフアン・フェデリコ・ウペギ会長も追悼の意を表し、今後のリーグ戦ではマティアスさんを追悼して1分間の黙とうを行い、選手たちは喪章を着用すると発表した。

また、リーグは安全対策の強化も発表。今後、全チームは試合前に保険加入者リストと保険証を提出しなければならず、違反があれば審判や主催者が選手証を没収し、違反チームには不戦負けの処置が取られる。

マティアスさんの悲劇は、コロンビアで若いスポーツ選手の安全と健康を最優先に考える重要性を示した。

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