ポルトガル屈指の名門として知られるベンフィカ。
今季のUEFAチャンピオンズリーグにもプレーオフを経て出場している彼らだが、いきなり大失態を演じてしまった。
ベンフィカは16日、CLリーグフェーズの初戦で、アゼルバイジャン王者のカラバフと対戦。
エンソ・バレネチェアとエヴァンゲロス・パヴリディスのゴールで16分まで2点のリードを奪ったが、そこからなんと3点を奪われ、ホームでまさかの逆転負けを喫してしまった。
カラバフはこれが記念すべきCL本選初勝利。あまりにショッキングな敗戦に、ベンフィカは試合翌日の17日、ブルーノ・ラージ監督の退任を発表している。
注目の後任には、ジョゼ・モウリーニョ氏の就任が濃厚。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、ベンフィカとモウリーニョ氏が2027年6月までの2年契約に口頭合意したと伝え、24時間以内に正式な手続きが進められるとXに投稿した。
リスボン工科大学でスポーツ科学を学んだモウリーニョ氏にとって、ベンフィカは2000年に監督キャリアをスタートさせた思い出の地。監督就任が発表されれば25年ぶりの復帰ということになる。
なお、モウリーニョ氏は先日までトルコの強豪フェネルバフチェを率いていたが、今季のCLプレーオフで敗れたため解任。その時の相手が、まさにベンフィカだった。
そのため、ベンフィカの戦力やスタイルについて把握している部分は大きく、就任後は比較的スムーズに指揮を執ることができるとみられる。