リヴァプールで日本代表MF遠藤航とともにプレーしていたポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ。
7月にスペインで起きたランボルギーニが大破する事故により、弟アンドレ・シウヴァとともに亡くなった。
28歳のジョタは、2012年に結婚した妻ルーテさんとの結婚披露宴をしたばかりで、4歳、2歳、7か月(当時)の幼い子供が3人残されることになった。
そうしたなか、リヴァプールのアルネ・スロット監督が『TNT Sports』のインタビューでこう話していた。
「クラブがこの悲劇に対処した方法、ファンたちが捧げた追悼の意思い出すだけで胸が熱くなる。ファンの行動はアンビリーバブルだった。
トレーニングを再開した時、私たちはよくディオゴの妻と子供たちがどう感じているか考えた。それは本当に本当に辛いことだった。
遺族が今どんな苦しみを味わっているか、そしてこれから一生涯にわたり経験していくであろうことは想像することすらできない。
クラブのオーナーは監督同様にしばしば厳しい批判に晒される。ただ、ディオゴの妻と子供たちに契約の全額を支払うという今回の対応は人々はそれが普通だと思うかもしれないが、サッカー界ではそうではない(珍しいこと)」
リヴァプールは2026-2027シーズンまで残っていたジョタの給与を遺族に支払うと伝えられていたが、指揮官もそれを認めた形。
『Daily Mail』によれば、ジョタの週給は推定14万ポンド(約2792万円)とされており、年俸換算ではおよそ14億円超になる。残り2年分と考えると、およそ30億円規模になりうるようだ。