アトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンが、今冬のMLSオーランド・シティへの移籍を断念し、シーズン終了までクラブに残留する意向を固めた。決め手となったのは、4月18日に行われるコパ・デル・レイ決勝への出場だ。
米メディア『ESPN』の報道によると、オーランドはグリーズマンに対して年俸最大1,500万ドル(約22億円)超のオファーを提示していた。しかし同オファーには、MLSのトランスファーウィンドウ締め切りである3月26日までに移籍を完了させることが条件として付されていたという。グリーズマンは2027年までアトレティコと契約を結んでおり、MLS夏のウィンドウは7月13日に開く。同メディアによると、オーランド側もこのウィンドウでの移籍が最優先であり、夏以降は別の選択肢を検討する可能性があることを認めていたとされる。
クラブ側も残留を強く望んでいた。アトレティコのスポーツディレクター、マテウ・アレマニー氏は「アントワーヌは今シーズンも残り2年の契約があり、これからに向けて完全に集中している」と、移籍報道を否定するコメントを発した。ディエゴ・シメオネ監督も「彼がどうするかを選ぶ権利がある」としつつ、グリーズマンのクラブへの貢献を強調している。アトレティコはバルセロナとのコパ・デル・レイ準決勝第2戦を0-3で落としながらも、2戦合計で決勝進出を決めており、対戦相手はレアル・ソシエダまたはアスレティック・クラブとなる。
グリーズマンはアトレティコで通算210ゴールを挙げながら、シメオネ体制下で主要タイトルをまだ手にしていない。コパ・デル・レイ決勝でその悲願を達成できるか、そして夏以降のMLS移籍が現実になるかどうかが、今後の焦点となる。

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