日本代表DF菅原由勢と21歳のGKミオ・バックハウスこと長田澪が所属するドイツ1部ブレーメン。

30日のブンデスリーガ第2節で強豪レヴァークーゼンと対戦すると壮絶な点の奪い合いとなった試合は3-3の引き分けとなった。

開始5分で失点したブレーメンは、後半途中に退場者を出して、一時2点ビハインドになるも、4万人以上が詰めかけたホームの後押しを受けると土壇場の後半アディショナルタイムにゴールを奪って、ドローに持ち込んでいる。

デビュー戦となった新加入の菅原はフル出場。正GK長田もゴールマウスを任されたが、4失点した開幕戦に続いての大量失点になった。

『Weser Kurier』は、2人の以下のような評価を与えていた(5点満点で数字が低い方が高評価)。

「長田、3.5点。

若きGKはホームデビューを飾った。開始早々の失点は防ぐチャンスがなかった。その後はロングボールを警戒していたが、2失点目になった危険な近距離からのシュートにも歯が立たず。後半序盤は失点しなかったが、64分にPKで失点。それ以外でほとんど目立ったプレーはなかった。

菅原、3点。

移籍から1週間も経たないうちに先発出場を果たしたこの日本代表は、落ち着いたプレーを見せた。

攻撃に何度も参加し、有望なパスを何度も供給。しかし、2失点目のシーンでは相手にクロスを送るスペースを与えすぎてしまった。それでも、成功といえるデビュー戦だった」

ホルスト・シュテフェン監督は「スタジアムの熱狂ぶりはすごかった。終了間際に3-3の引き分けに持ち込めたのは最高の気分だ。チームのパフォーマンスをとても誇りに思う。ファンの応援が選手たちにも伝わった」と試合後にコメント。

MFレオナルド・ビッテンクールも「こんな試合がこれまであったかは分からないね。(数的不利の)10人で1-3と負けている状況では、感情と11人目の選手としてのファンの存在が不可欠。最終的には少し運もあったけれど、勇気が報われたね」と語っていた。

ここまで1分1敗のブレーメンは、インターナショナルマッチウィーク明けにボルシアMGと対戦する。なお、菅原は9月の日本代表メンバーには選ばれていない。

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