28日、9月に行われる親善試合(アメリカ戦とメキシコ戦)に向けた日本代表のメンバー発表が行われた。
会見では25名のメンバーが発表され、久保建英、三笘薫、遠藤航ら主力組が順当に選出された一方で、負傷により招集外となった選手も多かった。
会見に臨んだ森保監督は、この25名を「今招集できるベスト」と表現。負傷者が相次いでいる中でも、現時点で最善のメンバーを招集したと強調した。
ケガによって招集外となった選手としては、MF田中碧、守田英正、鎌田大地、DF冨安健洋、伊藤洋輝、高井幸大、町田浩樹らが挙げられる。
また、DF板倉滉については、所属するオランダ1部アヤックスで前節の試合を欠場していたことから、コンディションが懸念されていたが、最終的に招集となった。
怪我人の多さについて問われた森保監督は「DFラインを中心に怪我人が全体的に多いなという印象。怪我に関しては選手たちが一番痛くて辛い思いをしていると思う。選手たちには少しでも早く、焦らず直してもらって、自分の納得いくプレーをできるように回復してほしい」と語り、選手を気遣った。
一方で、チーム全体としては、「ケガやコンディションなど、さまざまな理由で招集できない選手がいることは想定している。予定はあくまでも予定で、現実の状況で何ができるのか。今回怪我人が出て、チーム編成が難しくなったのは否めないが、代わりにチャンスを得た選手がここで経験値を上げて、成長し、それが代表や所属チームの力になっていくと思うので、そこに期待したい」とコメントした。
ケガ人が続出しているというネガティブな状況においても、森保監督は「(今の状況は)ケガをした選手にとってもチームにとっても痛いものではあるが、その中でどうベストを尽くせるかと言うところを基本的に考えているので、私自身は困ったと言うよりも、この中で何をベストとしてやれるか、何を成長させられるか、このメンバーでどういう結果を出せるか、ということを考えている」と力強く語った。
ケガ人続出というアクシデントに見舞われた日本代表だが、森保監督の言うように、この状況をポジティブな結果に変えることはできるのか。