2026年2月6日から22日にかけ、イタリアで開催されるミラノコルティナオリンピック。
大阪府松原市にある阪南大学では、スピードスケートショートトラック競技に、同校職員の渡邊啓太、宮田将吾の2選手が参加する。
それに先がけた壮行会と記者会見が、同校内にある50周年記念ホールで開催された。
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レジェンドも集結した壮行会
壇上に上がったのは、渡邊啓太・宮田将吾両選手に、阪南大学スピードスケート部監督であり、日本代表選手団強化コーチもつとめる杉尾憲一監督。
そこから理事長、学長、同窓会長の順で挨拶。平山弘学長のターンでは、渡邊・宮田両選手の名前にちなんだあいうえお作文で激励を送るなど、ウィットに富んだもので、やや緊張気味だった選手監督も思わず笑みが。そして最後に杉尾監督。今大会では日本選手団のコーチをつとめる。
挨拶を終えた後は、OBで長野五輪ショートトラック500メートル金メダリスト西谷岳文氏が登壇。同競技において、日本はこれまで計3個のメダルを獲得しているが、金メダルは西谷氏のみ。唯一無二のレジェンドから、二人に対して“二つ目”を切望するメッセージが送られた。
続いては米田(旧姓:小澤)美夏も加わってのトークセッション。阪南大学が輩出した新旧オリンピアンが勢ぞろいし、両選手へ自身の見どころを聞かれる中、宮田選手は「パワーを活かした外からのレース展開が持ち味。そこを見てくれたら」、渡邊選手は「ショートトラック参加選手の中では、スケートに関わってきた期間は長いと自負している。これまでの経験を生かしたい」と答えた。
トークセッション終了後は、選手と監督へ花束が贈呈。さらに、阪南大学公式マスコットキャラクターである「はぴなん」とチアリーディング部が、大学校歌とともに応援パフォーマンスが披露された。
記者会見にて
壮行会後は場所を移しての記者会見を実施。引き続き渡邊・宮田両選手、杉尾監督、そして西谷・米田両氏が出席した。
まさに「チーム阪南大学」勢ぞろいといった様相だが、前回北京五輪では、宮田選手のみ参加だった。ミラノ・コルディナ五輪では渡邊選手が二大会ぶりの出場を決め、さらにショートトラック界の名伯楽でもある杉尾監督が、コーチングスタッフに名を連ねる。
3月で34歳を迎えることもあり、今大会に期するものがある渡邊選手。北京五輪落選後は家族の支えもあったと語り、全精力を注いで阪南大学にメダルを持ち帰ることを誓った。
今シーズンのワールドツアー第2戦モントリオール(カナダ)1500メートルで2位になるなど、メダル候補でもある宮田選手は、ライバルは世界ランク上位にいるカナダ選手と語る。勝つのが楽しいからと、強気の姿勢を崩さなかった。
幼少期を知る渡邊選手は、日本のエースとして頼もしいと宮田選手に対して語り、渡邊選手が憧れの先輩だったという宮田選手は、自身が短距離型で、渡邊選手が長距離タイプで切磋琢磨しているという。双方が深い信頼関係で結ばれていることがうかがえる。
2人を指導する杉尾監督も、目を細めつつ、両者が少しでも高みに到達できるようにフォローしたいと語る。
渡邊選手には、「24時間スケートのことを考えろと言われ続けて今がある」と、競技に対する向き合い方への指導が印象的だったといい。宮田選手もそれに同調しながら、自分で考えることの大切さを強調。宮田選手に関しては数シーズン前にはスケート靴を取り換えるため、滞在中だった福岡に杉尾監督が日帰りで対応したエピソードを紹介。
同じく「チーム杉尾」メンバーである西谷氏も、長年両者を知ることもあり、それぞれの個性を語る。自身が生まれる前の出来事だったにもかかわらず、“西谷選手”のメダル獲得瞬間は、実況のセリフを含めて鮮明に覚えているという宮田選手は、自身にそれを投影させながらの“予祝”も万全という。
西谷氏以降メダル獲得に至っていない点について、杉尾監督も長年もどかしさを感じているという。30年近い指導キャリアを有するが、初めてのメダル獲得は、キャリア間もないタイミング。
「2つ目はそのうち手に入るだろう」と高をくくっていたが、実際のところは現在にいたっても2つ目が届かない。
ミラノ・コルディナ五輪は、「チーム阪南大学」がワンチームで、二度目の頂に挑むチャレンジとなる。
取材:Junpei Mukouyama
16日にはパブリックビューイングも開催決定
試合の行われる2月16日(月)には、阪南大学にてパブリックビューイングの開催も決定した。
◆パブリックビューイング概要
主 催 :学校法人阪南大学 / 共 催:松原市
競 技 名:ショートトラックスピードスケート男子500m予選、男子5000mリレー準決勝
日 時 :2026年2月16日(月)19時~20時20分
※競技開始時刻は、放送状況等により変更となる場合があります。
場 所 :阪南大学 本キャンパス1号館2階フロンティアホール
(大阪府松原市天美東5-4-33)※一般駐車場はございません。
定 員:200名
参加者 :本学関係者(在学生、卒業生、教職員など)、一般市民(※松原市民以外の方もご参加いただけます)※高校生以下は保護者同伴のこと
参加費 :無料
その他 :本パブリックビューイング当日の競技結果等を踏まえ、2月21日(土)(男子5000mリレー決勝)のパブリックビューイング実施を検討しております。

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