恐怖と向き合い続けたジャンパーが、ついに世界の頂点に立った。
ミラノ・コルティナ五輪のノルディックスキージャンプ男子ノーマルヒルで、ドイツ代表のフィリップ・ライムントが金メダルを獲得した。
アメリカメディア『The Athletic』が10日に報じた記事によると、ライムントはこれまで個人でのワールドカップ(スキージャンプ)優勝経験がなく、五輪出場も初。さらに2025年には「高所恐怖症」の発症を理由に大会を欠場するなど、精神面の課題を抱えてきた選手だったという。
本人は当時、「普段は問題ないが、ときどき体が自分の意思とは関係なく反応してしまう」と苦悩を明かしていた。それでも競技を諦めることなく、地道な努力を重ねてきた。
今大会では追い風という難しい条件の中、1本目で首位に立つと、最終ジャンプでも安定した飛躍を披露。106.5メートルを記録し、合計274.1点で頂点に立った。
優勝後には「本当に最高な気分だ。人生で最高の偉業であり、最高の日だ」と喜びを語り、長年の葛藤を乗り越えた達成感をにじませた。
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高所恐怖症という大きな壁を越えたライムントの金メダルは、「努力と挑戦の象徴」として、多くの人の心に残る結果となった。
筆者:江島耕太郎(編集部)

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