遠藤航が負傷中のリヴァプール、「セットプレー弱すぎ」「離脱者8名」監督もボヤく

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2024-25シーズンはイングランド・プレミアリーグを圧倒的な強さで制覇し、世界的に高い評価を受けるに至ったリヴァプール。しかし今季はこれまでの17試合で9勝2分6敗という成績となっており、大きく調子を落としている。



下位にまで沈んでいた序盤戦と比較すれば、現状が改善されていることは明らかであるとはいえ、それでも20チーム中5位という成績は意外なものであり、首位のアーセナルにはすでに10ポイント差をつけられている状況だ。



『AFP』によれば、リヴァプールを昨季から率いているアルネ・スロット監督は、このクリスマスから新年の忙しいスケジュールに向けて、負傷者の続出とセットプレーの弱さについて苦々しいコメントを残していたようだ。



「我々はセットプレーの重要性を理解している。そこで失点が増えているのは事実である。だからこそ、今の成績には非常に苛立っているのだ」



「昨季の折り返し地点では、セットプレーで我々は一回も失点していなかった。しかし今季の成績は非常に残念なものだ。セットプレーでのバランスがとれていない現状では、リーグ優勝どころか、トップ4やトップ5入りすらも不可能だ」



「我々は上位チームの中で唯一セットプレーで失点のほうが多いチームだ(※実際はマンチェスター・シティも1つ失点が多い)。マイナスであるだけでなく、失点のほうが8も上回っている」



「リヴァプールがマイナス8。チェルシーはプラス8(※実際はプラス4)。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドは得点のほうが圧倒的に多い。我々がこの状況でこれだけの勝点を獲得できていることは、どれほどスペシャルなものだろうか。なぜなら、我々はオープンプレーでのチャンス創出数でリーグ1位なのだから」



リヴァプールはこれまでセットプレーで3ゴールを決めているが、その一方で11失点しているため、これだけで得失点差がマイナス8になっている。



また、現在リヴァプールは怪我人の続出に苦しめられており、先日はアレクサンデル・イサクが足を骨折して数カ月の離脱を余儀なくされている。コーディ・ガクポやコナー・ブラッドリーは今週末の試合は微妙な状況で、ジョー・ゴメス、遠藤航、ジョヴァンニ・レオーニが負傷中。ドミニク・ソボスライは出場停止で、モハメド・サラーはアフリカネーションズカップのためにチームを離れている。



「出場可能な選手たちは、これまで何度もやってきたように、今こそ全力を尽くして戦う時だ。持てる力の全てを出し切る必要があるだろう」



「我々の選手たちの怪我の大半は、過密スケジュールとは関係がない。アレックス(イサク)の怪我を見れば、過負荷とは何の関連もないものであることがわかる。遠藤航も同様だ」



「ただ、もちろん過密スケジュールの影響にあるものも1~2名いるかもしれないけどね。コーディ・ガクポは筋肉系の怪我であるし、ジョー・ゴメスも同じことがいえる」



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なお、トッテナム戦で負傷退場したフロリアン・ヴィルツに関しては、軽い痙攣が起こっただけであったため、この週末の試合には出場可能であるとのこと。



筆者:石井彰(編集部)

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