世界最速でW杯予選を突破した日本代表と同じアジア最終予選グループCを戦った中国。
日本相手の2試合で計10失点を喫すると、グループ5位で予選敗退が決まった。
中国は2002日韓大会以降、W杯の舞台から遠ざかっており、今予選敗退を受けて、ブランコ・イヴァンコヴィッチ監督との契約も解除されたとされている。
そうしたなか、『163』は、「中国代表新監督候補の主要3人が浮上。日本の名将らも有力視されている」と伝えていた。
元中国代表のレジェンドであるチェン・チーとファン・ジーイに加えて、上村健一氏も候補としている。
「3人目は、日本の有名監督である上村健一氏。この日本人監督も中国代表に対する深い理解がある。
さらに重要なのは、日本代表は既にアジアサッカーのトップクラスの強豪であり、その哲学を応用できるということ。
個人的には彼が最適任だと考えている。中国のサッカーの規模、文化、規律は日本と類似しており、アジア太平洋地域において、日本はサッカーの本質と内容を最も理解し、読み解くことができる国だ。
したがって、中国サッカーのレベルを考慮すると、日本人コーチの採用がより適している。
さらに、上村氏は中国での豊富なコーチング経験を有し、代表チームに完全に溶け込むことができる。一方、デメリットとしては、代表監督の重い責任がプレッシャーを与え、挑戦をためらう可能性がある」
元日本代表選手でもある51歳の上村氏は、2024年から中国のU-16~17代表を指揮。
ただ、今年4月のAFC U17アジアカップで中国がグループステージ敗退になると退任したようだ。
5月には2023年に創設されたばかりの広州映華思利という中国チームのユース育成ディレクター兼トップチームヘッドコーチ就任が発表されている。
また、その際には「(中国ユース代表では)上村氏とコーチ陣との間に意見の相違があった」とも一部で伝えられた。
このタイミングで上村氏がいきなり中国フル代表を率いる可能性は高くないように思えるが。
中国は7月のE-1(東アジア選手権)で日本代表らとも対戦するが、暫定監督体制になりうるとも伝えられている。