日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは、昨シーズンのセリエAで16位と苦しみながらも残留を果たした。
今シーズンは30歳のカルロス・クエスタ新監督のもとで新たなスタートを切ったが、開幕4試合でまだ勝利がない。
21日に行われた昇格組クレモネーゼとの第4節も0-0のスコアレスドローとなった。パルマはシュート15本を放つも、ゴール期待値は両チームともに1点未満という内容。
クレモネーゼのシュートは2本だけ(枠内1本)で、鈴木の現地採点はおおむね6点というものだった。
そのなかで、『Parma Today』は「アウェイにはパルマから駆けつけた2400人のファンがいた。前半なら、鈴木もその一人になっていたかもしれない。チームメイトはそれに気づかなかっただろう(鈴木が脅かされるシーンは皆無だった)。しかし、最後に決定的なセーブを求められた。相手選手はループで彼を出し抜こうとしたが、そこにいたのはこの日本人選手だった」と評価していた。
パルマは、リーグ開幕4試合で2分2敗ながら、初めて相手を無失点に抑えた(カップ戦除く)。
クエスタ監督は「失点を許さず、相手の攻撃を抑えることができたのは初めてなので、そこはポジティブに捉えている」と語っていた。
パルマは24日に2部スペツィアとのコッパ・イタリア2回戦を戦う。