先日トッテナム退団を明言した韓国代表FWソン・フンミン(33)。これにより、今夏加入した日本代表DF高井幸大(20)との共演はなくなった。

そんな韓国サッカー界の英雄は、MLS(アメリカ1部)ロサンゼルスFCへの入団が迫っているようだ。各国の複数メディアが報じている。

イギリスメディア『TBR Football』は「LAがソン・フンミンと原則的に合意に達した。ソンはドイツ、イタリアがあるのにも関心にもかかわらず、ヨーロッパに残らないと決めた」と伝えた。

また、『Football Asian』は、「彼の元所属クラブであるレヴァークーゼンは今夏に前線の選手が退団したことを受けて、(ソンとの)再会を検討したが、彼はオファーを断った」と、ソンに古巣からの復帰の要請があったことを伝えた。

ロサンゼルスFCは、ソンに高額の給与を提示しており、その額は元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツがインテル・マイアミから受け取っている年俸870万ドル(約12億9000万円)を超える金額だという。

さらに、ソンがロサンゼルスFC入団に前向きな姿勢を示している理由の一つに、同クラブの韓国系サポーターグループ「タイガー・サポーターズ・グループ(TSG)』の存在がある。

TSGは、ロサンゼルスのコリアンタウンの住民が集まり結成されたサポーターグループで、MLSで初めて韓国文化を前面に打ち出した応援が特徴だ。

過去にロサンゼルスFCは韓国代表DFキム・ムナンを獲得し、同サポーターグループと交流を図っていた。

韓国のスーパースターが入団するとなれば、商業的インパクトだけでなく、コリアンタウンのコミュニティへのさらなる影響が期待される。

また、同クラブのライバルであるロサンゼルス・ギャラクシーには元日本代表DF吉田麻也が在籍していることから、ロサンゼルスダービーでのプチ日韓戦も実現する。

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