市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍
市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍

リヴァプールをフリーで去ることとなったアレクサンダー=アーノルド。年齢的にも高い市場価値を持ちながら、移籍金なしで獲得可能な選手となる。

そこで今回は、これまでフリー移籍を果たした選手の中から『移籍後にその市場価値を大きく伸ばした5名』をTransfermarktのデータをもとに見ていきたい。

ランダル・コロ・ムアニ

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フリー移籍:ナント→フランクフルト
現在の所属:ユヴェントス

現在はローンでユヴェントスへ加入しているフランス代表アタッカー、コロ・ムアニ。

国内ではナントで台頭し、2022年にフリーでフランクフルトへ加入。その最初のシーズンは、ブンデスリーガで15ゴール11アシストといきなり大活躍した。

その後1年でPSGへ移籍。その金額は1億ユーロ近い額となっており、わずかな期間でクラブに巨万の利益をもたらした選手となった。

結局パリでは苦戦したものの、冬からプレーしているユヴェントスでは復活した姿を見せている。

アンドレ・オナナ

市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍
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フリー移籍:アヤックス→インテル
現在の所属:マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドのGK、オナナ。カメルーンではエトーの設立したアカデミーで育成され、14歳からはバルセロナでプレーした。

2015年にアヤックスへ移籍。ここで正守護神としてブレイクし、注目を集めるようになった。

その後はドーピング違反による長期出場停止という大きなアクシデントにも見舞われたものの、2022年にフリーでインテルへ加入。ステップアップを果たした。

セリエA、またCLでの活躍からその価値は急上昇し、わずか1年でユナイテッドへと売却された。

ロベルト・レヴァンドフスキ

市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍
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フリー移籍:ドルトムント→バイエルン
現在の所属:バルセロナ

ワールドクラスの点取り屋、レヴァンドフスキ。

母国ポーランド時代はさほど注目されず、2010年にドルトムントが見出すと、2年目からエースとして飛躍を遂げた。

2014年にフリーでバイエルンへ加入。以来長年にわたって数多のゴールを量産し、ドイツ国内のタイトルはもちろん、6年目にはCL優勝にも大きく貢献した。

2022年にバルセロナへ加入。当時34歳ながら4500万ユーロと、安くない移籍金が支払われている。

ポール・ポグバ

市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍
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フリー移籍:マンチェスター・ユナイテッド→ユヴェントス
現在の所属:無所属

昨年末からは無所属となっているMF、ポグバ。

2009年に母国のル・アーヴルからマンチェスター・ユナイテッドへ加入。まだ若手ということもあって、ここでは重用されることなく2012年にフリーでユヴェントスへと放出された。

ところがイタリアでは若手ながらトップチームで活躍。瞬く間にスター選手となり、クラブのリーグ連覇に大きく貢献した。

2016年に1億ユーロを超える移籍金で古巣のユナイテッドへ復帰。当時のワールドレコードとなる高額移籍を果たしている。

マルクス・テュラム

市場価値的に「大当たり」となったフリー移籍
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フリー移籍:ボルシアMG→インテル
現在の所属:インテル

インテルが誇るダブルエースの一人、テュラム。

リリアン・テュラムの息子であることは周知の事実であろう。

フランス国内ではソショーやギャンガンでプレーし、2019年にボルシアMGへ加入。負傷に悩まされたシーズンもあったが、在籍期間のほとんどは主力としてチームの攻撃を牽引していた。

2023年にフリーでインテルへ。自身の父が名を馳せたリーグへ挑戦することとなった。初年度からスクデット獲得に貢献するなど活躍している。

現在その市場価値は、フリー加入時のおよそ2倍となっている。

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