22歳にして日本代表の守護神に君臨している鈴木彩艶。

2023年に浦和レッズからベルギー1部のシント=トロイデンに移籍すると、当初はミスによって批判もされたが、逆境を跳ね除け、わずか1年でイタリアのパルマに引き抜かれた。

2024年夏に鈴木の後釜としてシント=トロイデンに加入したのが、小久保玲央ブライアンだ。

パリ五輪ではU-23日本代表の守護神として活躍し、『国防ブライアン』との異名も話題になった。

24歳の小久保は、今季もシント=トロイデンの正GKとして起用されているが、4日のシャルルロワ戦で痛恨ミスから失点を招いてしまった(試合は1-1のドロー)。

『HBvL』によれば、元ベルギー代表GKウィム・デコニンクは、「小久保が鈴木のレベルに到達できるかどうかは誰にも分からない。彼は次の対戦相手からの分析で『リスクの高い選手』とみなされるだろう。彼はそれに前向きに対応できるようになるべき」と話していたそう。

一方、今年6月までシント=トロイデンでGKコーチを務めていたデニス・ルーデルは「彼(小久保)を鈴木と比較するのはありえない。玲央はそのレベルに達していない」と指摘していたそう。

48歳のルーデルは、現在ドイツ2部カイザースラウテルンでGKコーチを担当。先日には、『Sky Sports』のインタビューで「人生で彼より高くジャンプできるGKは見たことがない。彼のフィジカルテストは桁外れだった」と鈴木を大絶賛している。

日本代表未経験の小久保は、まだ鈴木のレベルには到達していないとのことだが、さらなる成長に期待したい。

編集部おすすめ