絶対に見るべき、史上最高の「サッカー映画」ベスト5

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日本と韓国で行われた2002年のワールドカップの直前に起こった、アイルランド代表の内紛事件。絶対的な主将であったロイ・キーンがミック・マッカーシー監督と衝突し、チームを追放されることになった。



この伝説的な騒動が、今年ついに映画としてスクリーンに登場した。キャンプ地の名前から「Saipan」と名付けられたムービーは、1月1日にアイルランドで公開され、23日からイギリスでも上映が始まり、好評を博している。



今回は『Planet Football』から「歴史上最高のサッカー映画」のトップ5をご紹介する。



5位:GOAL!(Goal!)



公開:2005年



もしかしたら「最悪のサッカー映画」リストにも入るかもしれないが、同時に「最高のサッカー映画」でもある。サッカー映画やスポーツ映画ならではの、「愛すべきダサさ」を凝縮したのが本作だといえよう。



主人公のサンティアゴ・ムネスがニューカッスル・ユナイテッドでスター選手へとに上り詰める物語は、世界中でカルト的な人気を誇る。ネット上のネタとしての価値だけでも、この映画を観る価値があると言っていいだろう。



FIFA公認で「Goal!」「Goal!2」「Goal!3」と3部作が存在するが、3については日本で劇場公開されないほどにトーンダウンした。やはり、シリーズものは第1作が最高なのだ。



4位:ベッカムに恋して(Bend It Like Beckham)



公開:2002年



ジュールズ・パクストンを演じたキーラ・ナイトレイをスターダムに押し上げた大ヒット作だ。単なるスポーツ映画の枠を超え、ジェンダーや人種、文化的なアイデンティティを軽やかに描いた。



興行的な成功だけでなく、保守的な価値観に立ち向かう少女たちの連帯。女子サッカーを舞台した物語は、後のスポーツ映画にも大きな影響を与えたエポックメイキングな作品である。



「ベッカムのようなキックを蹴りたい」と憧れるインド系の少女が、宗教的な慣習や人種の問題を乗り越えていくストーリー。

公開から20年以上が経った今でも見る価値はあるはずだ。



3位:マイク・バセット ~イングランド代表監督~(Mike Bassett: England Manager)



公開:2001年



もし「イングランド代表監督が、無名の頑固親父だったら?」という設定のモキュメンタリー(風刺的な擬似ドキュメンタリーという意味)である。



ワールドカップ予選中にイングランド代表監督が心臓発作のために倒れ、急遽新たな指揮官が必要になる。ところが誰もオファーに応える者はおらず、最終的に下部リーグのノリッジ・シティで監督を務めていた無名の監督マイク・バセットが選ばれて…。



それから始まるメディアやファンとの対立、家族が巻き込まれる騒動。当時のイングランドのサッカー文化や環境を皮肉たっぷりに描いたコメディ作品である。



2位:くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-(The Damned United)



公開:2009年



イングランドの名将ブライアン・クラフがリーズ・ユナイテッドで過ごした激動の44日間を描いた映画だ。残念ながら日本では公開されていなかったが、現在では配信で字幕版を視聴できる。



実際にブライアン・クラフは1974年にリーズ・ユナイテッドを率いていることもあり、その歴史的な正確性については関係者から異論も出たものの、映画としての完成度は極めて高かった。



また、主演のマイケル・シーンによるクラフの憑依的な演技は圧巻である。「主人公が負けることが分かっているスポーツ映画」という異色のプロットでありながら、観る者を惹きつける力に満ちている作品だ。



1位:勝利への脱出(Escape To Victory)



絶対に見るべき、史上最高の「サッカー映画」ベスト5
画像: (C)Getty Images

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公開:1981年



やはり、1位はこれしかない。舞台は第二次世界大戦中の1943年。主人公は捕虜となっていたイギリス軍人たち。

ドイツ軍人との親善試合を利用し、収容所からの脱出を図る…。



シルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、そしてマックス・フォン・シドー。これらの豪華キャストに加え、ペレがナチスを相手にスローモーションのオーバーヘッドキックを叩き込む。これ以上に映画的で、ワクワクするサッカーシーンが他にあるだろうか?



ボビー・ムーアやオズワルド・アルディレスなど、サッカーファンにとってはおなじみの名選手も多数出演。理屈抜きで楽しめる、不朽のエンターテインメントだ。



引退後に「意外な普通の仕事」に就いた名選手たち。画家、俳優、警察官…



※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。



筆者:石井彰(編集部)

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