
6月14日にアメリカで開幕を迎えるクラブワールドカップ。日本からは浦和レッズも出場する、世界で最もビッグな大会の一つだ。
今回は『Squawka』から「クラブワールドカップでプレーする最強の10代選手」をご紹介する。
デシーレ・ドゥエ
国籍:フランス
クラブ:PSG
年齢:19歳
育成の名門であるレンヌのユースで育成されたデシーレ・ドゥエ。プロサッカー選手としてのキャリアを始めてすぐに頭角を現し、2024年に加入したパリ・サンジェルマンで突如大ブレイクした。
先日はUEFAチャンピオンズリーグの優勝にも大きく貢献。決勝戦では2ゴール1アシストの大活躍を見せ、19歳ながら試合のMVPにも輝いた。
前線であればどのポジションでもこなし、素晴らしいアジリティと加速、驚異的なドリブルと得点力を兼ね備えている。まさにオールマイティなアタッカーだ。
エステヴァオ

国籍:ブラジル
クラブ:パウメイラス
年齢:18歳
エンドリッキがレアル・マドリーに移籍したあと、パウメイラスに颯爽と表れた新たなワンダーキッド。すでにチェルシーへの移籍を決めており、来季はイングランドへと渡る。
彼にとってパウメイラスでの最後の舞台となるのがこのクラブワールドカップ。世界のファンに自身のスキルを見せつけられる絶好の舞台となるはずだ。
素晴らしい技術を持つ彼は、18歳になったばかりであるがすでにパウメイラスで77試合に出場して26ゴールを奪取。すでにブラジル代表でも4試合に出場しているアタッカーだ。
フランコ・マスタントゥオーノ

国籍:アルゼンチン
クラブ:リーベル・プレート
年齢:17歳
このリストで最年少プレーヤーとなるフランコ・マスタントゥオーノ。クラブワールドカップ終了後にようやく18歳の誕生日を迎える若さだが、すでにリーベル・プレートのトップチームに溶け込んでいるスター予備軍だ。
ハビエル・サビオラが持っていたクラブ最年少ゴール記録を更新しており、すでに50試合以上に出場。成熟したMFである彼はシュートが得意で、年齢の割に優れた身体能力も備えている。
少年時代にはテニスでも優秀な成績を収めた彼は、アルゼンチンで最もエキサイティングな新進気鋭の選手として認められている。
ロドリゴ・モラ

国籍:ポルトガル
クラブ:ポルト
年齢:18歳
ポルトガルにおいて、才能ある若手選手を育成させたら右に出るものはいないクラブ。それがFCポルトだ。彼は欧州でも最も将来有望な選手の一人である。
ロドリゴ・モラは15歳でポルトのBチームに昇格し、ポルトガルでも歴史上最年少でのプロデビューを飾った。そして今季はトップチームでも23試合に出場して10ゴール4アシストを決めた。
小柄であるが見事な技術を持ち、ドリブルやパス、そしてシュートに豊かな才能を見せる。両足でプレーする器用さ、プレッシャー下での落ち着きなども備え、まさにパーフェクトなアタッカーだ。
マルク・ギウ

国籍:スペイン
クラブ:チェルシー
年齢:19歳
今シーズンのチェルシーは、前線の攻撃をニコラス・ジャクソンに大きく依存してきた。しかしながら、このクラブワールドカップではマルク・ギウが才能を開花させるかもしれない。
彼はUEFAカンファレンスリーグのグループステージで6ゴールを決め、その実力を証明した。ハムストリングの怪我で離脱したことは不運だったが、ようやく先日の決勝戦で復帰した。
シーズンのなかで疲弊していないこともあり、このクラブワールドカップでチェルシーは彼の力に頼ることになるかもしれない。
オベド・バルガス

国籍:メキシコ
クラブ:シアトル・サウンダーズ
年齢:19歳
メキシコ人の両親の下、アメリカの北部にあるアラスカ州で生まれたオベド・バルガス。2023年のU-20ワールドカップではアメリカ代表としてプレーし、メキシコを相手に2-0で勝利した。
しかし2024年にはメキシコへと鞍替えすることを決め、10月には生まれ故郷アメリカとの対戦でA代表デビューを果たした。実は「アラスカ州初のサッカー代表選手」であるが、なんとアメリカ代表ではない上、デビュー戦はアメリカ代表との対戦だったという皮肉なエピソードがある。
15歳という若さでMLSにデビューし、ダイナミックなプレーと試合のテンポをコントロールする老獪さでセントラルミッドフィルダーとして存在感を見せたバルガス。このクラブワールドカップは彼にとって大きな品評会の舞台になりそうだ。
ちなみにアラスカ州出身のサッカー代表選手としては女子にレイロア・フェソライという選手がいるが、彼女もアメリカではなくサモアを選択している。