[明治安田J1百年構想リーグ・地域リーグラウンドEASTグループ第2節、ジェフユナイテッド千葉 0-0 (PK戦8-9)川崎フロンターレ、2月16日、千葉・フクダ電子アリーナ]
千葉と川崎の試合は90分間で決着がつかず、PK戦に突入。8-9でPK負けした千葉は、勝点1を獲得した。
この日、前後半を通じて4本のシュートを放った千葉MFイサカ・ゼインは悔しさをにじませた。
背番号42にとって、この日は古巣戦だった。
古巣戦のイサカが悔しさをにじませる
百年構想リーグではあるものの、17季ぶりとなるJ1での勝利まで、あと一歩だった。
開幕戦を黒星でスタートした千葉は、第2節でホームに川崎を迎えた。右サイドで先発出場したイサカは、この日が古巣戦。「きょうはゴールしか考えていなかった」と意気込んでいた。
2020年に桐蔭横浜大から川崎に加入し、プロとしてのキャリアを始めた。日本代表のMF三笘薫(ブライトン、プレミアリーグ)やMF旗手怜央(セルティック、スコットランド1部)と同期入団であり、期待を持ってサックスブルーのユニフォームに袖を通したが、リーグ戦での出場は1試合のみに留まった。
その後、J2横浜FCへの期限付き移籍を経て、2023年シーズンよりJ2モンテディオ山形へ完全移籍。山形の地では悔しさをバネにして、2年半でリーグ戦100試合12得点を記録した。
「川崎で試合にまったく絡めなくて、悔しい思いをした中で移籍をした。ずっとJ2でやってきて、この川崎の選手たちに追いつく、追い越すという気持ちで常にやってきました」
昨季の途中に千葉へ完全移籍で加わったイサカは、リーグ戦14試合に出場してJ1復帰に大きく貢献。
立ち上がりからアグレッシブな攻撃で川崎に襲いかかり、主導権をにぎった千葉。最終的にシュート22本を放って相手を上回ったが、決定力不足に苦しんだ。
「勝たなきゃいけない試合だったと思いますし、得点を取れなかったことにすごく責任を感じています。またこの課題(決定力不足)を、持って帰ることがすごく悔しいです」とイサカ。
スコアレスドローのままPK戦に突入した千葉は、8人目と9人目のキッカーがゴールネットを揺らせず、PK負け。試合を通して、好パフォーマンスを見せていただけに、悔しい勝点1となった。
今季初の勝点獲得だが、満足している選手は一人もいない。開幕戦からの2試合で着実に成長している一方で、いち早く勝利がほしい。
「この前の試合の反省は生かせた部分が多かったと思いますし、半歩は前進していると思います。だけど、これで結果をつかめなければまた変わらない。
この『ちょっとできてきている』という感覚を、ポジティブに捉えるというよりは、結果をつかむことが足りなかったところに、フォーカスしたいです」
イサカ自身もサイドで躍動した手ごたえがあるからこそ、結果を残せなかったことに唇をかんだ。
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イサカは「決め切れなかったのは自分の責任」としつつ、「もう一回トライしたい」と、今季公式戦の得点者第1号を目指す。
取材・文:浅野凜太郎

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