かつて世界最高のストライカーに君臨した元ブラジル代表FWロナウド。

超人的なスピードと決定力を兼ね備える稀代のゴールハンターとして大暴れし、エイリアン扱いされたほどだった。

2002年日韓W杯では優勝を成し遂げ、1997年と2002年にはバロンドールを受賞している。

そうしたなか、『AS』によれば、レアル・マドリー時代にロナウドを指導したイタリア人のファビオ・カペッロ監督は、こんな話をしていたそう。

「ロナウドは私が指導したなかで最高の選手だ。毎晩パーティーに繰り出すのが好きでクレイジーだったけれどね。

体重は94キロあったが、痩せる気はなかった。ある時点で、私は会長に『彼を放出する必要がある。このままでは前に進む望みはない』と伝えた。

そして我々は彼を手放した。ただ、繰り返しになるが、彼は私が指導したなかで最高の選手だ」

ASローマで中田英寿氏も指導したカペッロ監督は、厳格な人物。ロナウドは2007年1月にレアルからミランに移籍したが、当時レアルを指揮していたのがカペッロ監督だった。

なお、ロナウドは、後年に体重問題は代謝を遅らせる甲状腺機能低下症が原因だったとしつつ、治療に必要なホルモン剤はサッカー界ではドーピング違反に該当するものだったと語っている。

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