UEFAチャンピオンズリーグは1日、リーグフェーズの第2節が各地で開催。昨季王者のPSGはバルセロナとアウェイで対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。
試合は19分、ヴィティーニャのミスからフェラン・トーレスのゴールでバルサが先制したが、38分にヌーノ・メンデスの攻撃参加から19歳のセニー・マユルが同点弾。
その後はPSGがバルサを圧倒し、最後は後半アディショナルタイム、アクラフ・ハキミのラストパスをゴンサロ・ラモスが流し込み劇的な決勝点を挙げた。
試合後、「素晴らしい試合だった」とスペインの『Movistar Plus』に語ったのはPSGのルイス・エンリケ監督。元バルサ指揮官でもある55歳は「両チームがクリーンに戦い、サッカーで相手を打ち負かそうとしている姿を見ると、とても完成度の高い試合だと感じます」と感想を述べた。
「(バルセロナは)得点するまでは優勢でしたが、その後は我々が立て直しました。ヌーノ(・メンデス)は信じられないようなプレーを見せてくれました。後半は我々のほうが良かったと思います」
貴重な同点弾を決めたマユルについては、「彼には非常に大きなパワーがあり、チームに多くをもたらしてくれる。高いクオリティを備えていて、インサイドでもアウトサイドでもプレーできる。彼を手にできてとても幸運だと感じています」とコメント。デンベレ不在で“ゼロトップ”を務めた若きMFを称えた。
「我々は良い試合をしました。序盤は難しかったです。
問題はあっても構いません。この勝利は重要です。バルサとの対戦はいつも難しい。今回の結果は我々の自信につながります」
先日バロンドールを受賞したウスマヌ・デンベレを筆頭に、デジレ・ドゥエ、フヴィチャ・クヴァラツヘリア、ジョアン・ネヴェス、そしてキャプテンのマルキーニョスとこの試合で多くの主力を怪我で欠いていたPSG。
だが、特に同点に追いついて以降見せたパフォーマンスは圧倒的なものだった。名将ルイス・エンリケのもと、今季も“主役”を担う準備はできていると言えそうだ。

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