イングランドサッカー協会(FA)はプレミアリーグ第2節クリスタル・パレス対ノッティンガム・フォレスト戦で掲げられたバナーについて調査を開始した。

問題となったのはこの試合でパレスサポーターが掲げたバナーだ。

イギリスメディア『The Sun』によると、問題のバナーは、フォレストのオーナーであるギリシャ人実業家エヴァンゲロス・マリナキス氏がモーガン・ギブス=ホワイトの頭に銃を突きつける姿を描いたもの。

フォレスト側はこれを「外国人差別的」と非難し、パレスが掲示を止めなかったことに強く反発している。

フォレストのクラブ関係者は、パレス会長のスティーヴ・パリッシュ氏のような首脳陣がもっと動くべきだったと考えているようだ。

FAは不適切な言葉や政治的・攻撃的なスローガンを含むバナーについて厳しく規定しており、現在パレスに対する処分を検討中だという。

両クラブ間には、今季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場をめぐる因縁も存在する。

パレスはUEFAのマルチクラブ所有規定に違反したとして出場権をはく奪され、代わりにフォレストが出場した経緯がある。

パレス会長のスティーヴ・パリッシュ氏はこの決定を「サッカー史上最大の不正」と評していた。

またこの試合では、パレスサポーターがフォレストやUEFAに対する侮辱的なチャントを歌ったことが確認されており、両クラブの因縁はより一層深まりそうだ。

なお、日本代表MF鎌田大地が欠場した同試合は、1-1の引き分けに終わっている。

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