コンピュータゲーム会社『Epic Games Korea』は11日、ソウル江南区のアンダーズホテルで記者会見を開き、同社の人気オンラインゲーム『フォートナイト』に韓国代表とプレミアリーグのトッテナムで主将を務めるFWソン・フンミンが登場すると発表した。韓国紙『京郷新聞』が報じている。
同作は2017年にリリースされたEpic Games社の代表作の一つで、全世界で累計5億人を超えるユーザーがいる。最大100人のプレイヤーが、一つのマップで生き残りをかけて戦い、最終的に一人または1チームの勝者が決まるという内容のゲームだ。
同日の発表によると、今月21日からソンのバンドル(ゲーム内のアイテムセット)の販売が開始される。このバンドルにはソンのコスチュームに加え、同選手の“カメラセレブレーション”のモーションなど複数のアイテムが含まれるとのこと。
また今後はゲーム内で、BTSのメンバーであるジミン、ジョングクのほか、ENHYPEN、ILITTら人気Kポップアイドルの楽曲をリミックスできるようになるそうで、京郷新聞は「Kコンテンツで武装して韓国市場への再進出を狙っている」と表現して伝えた。
Epic Gamesのパートナーシップシニアディレクターを務めるマイケル・モーデン氏は「韓国の文化的要素が多くのゲーマーに共感を呼び、大きな成功につながる可能性があると理解している。韓国ユーザーが好む要素を今後も積極的に取り入れていきたい」と述べた。
同社はGoogleやAppleに対してアプリ内課金強制政策に反発して訴訟を起こした過去があり、韓国での印象は良くなかった。今後はゲーミング大国である韓国で、世界的人気を誇るKコンテンツと同国サッカー界のスター選手の二枚看板で攻略を図る。