ヨーロッパでプレーする日本人選手に、深刻な負傷ラッシュが続いている。
今夏、オランダの名門アヤックスに移籍した板倉滉は、17日のリーグ戦でスタメンに名を連ね、上々のプレーを披露。
オーストリアのザルツブルクでプレーする北野颯太も、9日のリーグ戦で相手の危険なタックルを受けて負傷。担架に乗せられてピッチを去った。
こうした負傷者は板倉や北野だけではない。
ザルツブルクの川村拓夢、チェイス・アンリ、ボルシアMGの町野修斗、AZアルクマールの毎熊晟矢、また日本代表の主力であるバイエルン伊藤洋輝、トッテナム高井幸大、クリスタル・パレス鎌田大地、元アーセナルの冨安健洋(現在は無所属)などなど、各ポジションの選手たちが次々と離脱を余儀なくされており、まさに「緊急事態」といえる状況だ。
特に深刻なのがディフェンダー陣で板倉、冨安、伊藤、高井と、これまで日本代表を支えてきた主力選手が揃って怪我に苦しんでいる。
日本代表は9月にアメリカへ遠征し、同6日にメキシコ代表、同9日にアメリカ代表との試合が予定されている。最新メンバーの発表も間近に迫っているが、ベスト布陣で臨むことができるのだろうか。
ただ、逆境は新たなチャンスを生む。主力選手がプレーできない今こそ、次のスターが頭角を現す舞台となるかもしれない。
代表の未来を背負う“ニューヒーロー”の誕生に、大きな期待がかかる。