Jリーグ屈指の熱狂的サポーターを有する浦和レッズ。
アメリカで開幕する賞金総額1500億円の世界的トーナメントのFIFAクラブワールドカップに出場し、グループステージでリーベル・プレート、インテル、モンテレイと対戦する。
リーベルはアルゼンチン屈指の名門で、サポーターの熱量も国内屈指。
そうしたなか、かつて浦和でプレーしたエスクデロ競飛王(セルヒオ)がアルゼンチン紙『Ole』のインタビューで様々な話題を語った。
彼はアルゼンチンにルーツを持ち、叔父オズバルドもかつて浦和でプレーしたOB。浦和とアルゼンチンを知る人物としてインタビューに応えたエスクデロ競飛王は、こう語っていた。
「浦和は非常に速いチームで、切り替えも非常に速い。しかし、リーベルはボールを保持し、テンポを落とすと予想される。
リーベルはカウンターの機会をできるだけ与えずに試合をコントロールしたいだろうし、プレーを中断するための戦術的ファウルも巧みに使うだろう。
しかし、一つ確かなのは、リーベルは浦和が速いことに非常に注意しなければならないということ。テレビで観るのと、間近で観るのとでは違う。彼らは本当に速い。
浦和は引いてスペースを奪おうとするだろう。そして、そのためにはカウンターアタックを成功させるしかない。
リーベルが抱える問題は、ゴールを焦ってしまうこと。もし彼らが必死になれば、浦和にカウンターアタックのチャンスを与えてしまい、かなり苦戦するだろう。
アルゼンチン人選手たちはジムトレーニングをしっかり行い、前線は非常に強力だが、日本の選手たちのフィジカルコンディションとスピードは驚異的。彼らの走り方はまさに犯罪的だ。
一般的に日本のサッカー界はクラブワールドカップにあまり注目していないが、浦和にとっては非常に重要な大会。
彼らは毎試合4万~5万人の観客動員数を誇るチーム。アルゼンチンのチームに例えると、リーベルに似ている。
モヌメンタル(ホームスタジアム)には10万人近くが収容できるが、アウェイゲームもホームのような雰囲気になる。対戦相手はいつも、(リーベルサポーターは)観客数が多く、声量が多いからスタジアムを奪われると言う。
実際、浦和レッズファンは日本で最大規模、アジアではどうか分からないが、アメリカでもいい雰囲気を作り出すことが期待される。
彼らは大勢の観客を連れてきて、90分間ずっと歌い続けるだろうから、ファン同士の対決は非常に面白いものになると思う」
浦和のランニングは想像以上に脅威的だと警告していたようだ。そして、熱狂的サポーター同士の対決にも注目しているとのこと。
その浦和対リーベル戦は、日本時間18日(水)午前4時にキックオフされる。