2023年からオランダの名門フェイエノールトでプレーしてきた日本代表FW上田綺世。
1年目は37試合で5ゴール、2年目は31試合で9ゴールを記録したが、900万ユーロ(約15.5億円)ほどの移籍金で加入したこともあり、現地では厳しい評価もされてきた。
ただ、今シーズンはリーグ開幕3試合で4ゴールと得点を量産している。
ロビン・ファンペルシー監督は、この夏に加入した日本代表DF渡辺剛の存在が上田にいい影響を与えていると語っているが、現地紙も同じような見方をしているようだ。
オランダ紙『VI』は、「上田は長い間自分の役割に苦しんでいたが、同胞である渡辺が加入以来、復活を遂げた。上田の自信はさらに高まるかもしれない。明るい兆しだ」と伝えている。
フェイエノールトはこの夏にストライカーの補強を目指しているとされていたが、候補だった3選手の獲得に失敗。最終的に加入したのは、カナダ代表FWカイル・ラリンだった。
トップストライカーを獲得できなかったことにサポーターたちは複雑な感情を抱いているというが、そのなかで上田が得点を量産し始めたのは吉兆だととらえられているようだ。そして、その要因のひとつに同じ日本人の渡辺が加入したことがあるという。
その上田と渡辺は日本代表に選出されており、今月はメキシコとアメリカと対戦する予定だ。