プレシーズンツアーで日本と韓国を訪れた世界的強豪のバルセロナ。

7月27日のヴィッセル神戸戦は、プロモーターの契約違反(日本のヤスダグループと報じられている)によって中止の危機に陥ったが、神戸の会長でもある楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長の尽力で無事開催された。

その後、バルセロナは、7月31日にFCソウル、8月4日に大邱FCと対戦したが、今アジアツアーを担当した総合プロモーターである韓国のD-Drive社との関係を解消するとスペインで報じられた。

日本での練習が予定通り行えなかったことや韓国での移動、アジアの高温多湿の環境にハンジ・フリック監督ら不満を募らせたとされている。

ただ、韓国の『OSEN』によれば、D-Driveはプレスリリースでこんな裏話を明かしたという。

「2日に開催されたパーティーで、D-Drive代表がフリック監督、チーム全員、そして約300人の招待客の前で、準備の舞台裏を語った。

フリック監督は『韓国で心配していたことはすべて順調に進み、ツアー全体に満足している』と述べた。『また来ますか?』という質問には、笑顔で『いいですよ』と答え、会場を盛り上げた」

また、同代表は「アジアツアー全体の契約を結んで以来、D-Driveを誹謗中傷したり、妨害しようとする輩が常にいたが、時が真実を証明する」とも語ったそう。

そして、「中止の危機があったにもかかわらず、D-Driveと日本の主要スポンサーである楽天の迅速な協力のおかげで、日本での神戸戦は実現した」としつつ、重大な契約違反があったとされるヤスダグループについては「スポーツ交流の精神を侮辱する行為」と断罪したとのこと。

同代表は、現在東京に滞在しており、日本の法律専門家とともに法的措置を起こしたとも。

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