ドイツ1部ボルシアMGからアヤックスへ移籍した日本代表DF板倉滉。
28歳のディフェンダーは、オランダが誇る世界的名門を新天地に選んだ。
その板倉は、2021-22シーズンはドイツ2部のシャルケでプレーした。
『VI』によれば、シャルケで監督やアシスタントコーチなどを務めたマイク・ビュスケンスが、板倉についてこう語ったそう。
「あの瞬間は一生忘れないだろう。(退団を)聞くのは本当に辛かったね!滉は1年しかチームにいなかったが、本当に心に響く選手だった。
素晴らしいメンタリティと考え方の持ち主で、ロッカールームにとてもいい影響を与えてくれた。真のサムライ戦士だった。懸命に働き、絶対にネガティブにならなかった。
こう言うこともできる。私には二人の娘がいるが、滉が娘のひとりと結婚していたら、私は最高に幸せだっただろうね!
滉は我々にとって素晴らしい選手だったが、(シャルケには)彼を獲得する資金がなかった。
もし滉が残ってくれていたら、降格することはなかっただろう。本当にそう信じている。それほど彼は我々にとって重要な存在だった」
板倉のメンタリティと人柄、選手としての能力を大絶賛していたようだ。
内田篤人や吉田麻也もプレーしたシャルケはドイツの名門だが、近年は財政難で苦しんでいる。
板倉らの活躍で2021-22シーズンは2部で優勝し、1部に昇格したものの、板倉が退団した翌シーズンは34試合で71失点と守備が崩壊して、1年で2部へ降格。2024-25シーズンは2部リーグで18チーム中14位に終わっている。