J1のガンバ大阪に所属するMF名和田我空が、アヤックスでの練習参加で「危機感が生まれました」と明かした。
G大阪は12日、クラブの公式YouTubeチャンネルを更新。
19歳の高卒ルーキーは「プレースピードが速くて、元オランダ代表や現オランダ代表の選手がいた」とハイレベルな環境であったと説明。
そのような環境下でも、負けずに試合に出ている同世代の選手たちから刺激を受けたという。
「自分の一個下の代の選手が二人ぐらいスタメンで出ていた。やっぱり自分たちも、もっともっと試合に絡んでいかないとヤバいなという危機感が生まれましたね」
欧州屈指の育成の名門で危機感を覚えた名和田だが、欧州でも通用する部分や、この練習参加によって得られた課題も見つかった。
「技術では、ぜんぜんできる部分がありました。特に自分のポジションには若い選手もたくさんいて、(システムが)スリーボランチだったので、インサイドハーフをやりました。相手が360度から来るので、キツいときも首を振って相手を見ないと、認知していなかったら身体をドンって当てられたり、ボールを置く位置を間違えたら、脚ごといかれたりした。日々の練習から、首を振る癖を付けないと」と、練習から気を抜けない環境で収穫もあった。
一方で「ここにポンって入れられて、すぐに試合に出られるかというとそうではない」と、まだまだレベルアップが必要だと述べ、「もっともっと、やっていかないといけない」とこぶしを握りしめた。
名和田は今季、神村学園高校からG大阪に入団した期待の新星。J1開幕戦のセレッソ大阪との大阪ダービーで先発出場してプロデビューを飾った。
今季はリーグ戦3試合に出場しており、オランダの名門で培った経験を糧に、さらなる飛躍が期待される。