レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が30日、プレシーズンマッチで今季初ゴールを含む1ゴール1アシストを記録した。
久保は今月のジャパンツアーでチームへ合流。
迎えた42分、得意の右サイドからのカットインでゴール左へ鮮やかなミドルシュートを流し込んだ。
久保は52分にもロングボールで抜け出し、22歳FWジョン・カリカブルの追加点をアシスト。1ゴール1アシストの活躍でチームの4-1勝利に貢献している。
改めて実力を示した久保に関して、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は29日、イングランド・プレミアリーグのエヴァートンがソシエダへ問い合わせを行ったと投稿。
ただ『Mundo Deportivo』によれば、現在、ソシエダは久保に対して正式なオファーを受けておらず、契約解除金が満たされない限り、原則として移籍を検討しない方針とのことだ。
移籍金は6,000万ユーロ(約102億円)だが、レアル・マドリーが依然として選手の権利の50%を保有しているため、ソシエダはその半額しか受け取ることができない。そして今のところ、久保はクラブを離れる意思を表明していないという。
とはいえ、今夏のジャパンツアーはクラブにとって収益面で大きなものだっただけに、“一区切り”がついたタイミングでもある。各国リーグの開幕まで1ヵ月を切った中で、24歳の日本代表レフティの移籍に動きが出てくるのか注目される。