横浜F・マリノスをJ1優勝に導き、その後就任したセルティックでは古橋亨梧、旗手怜央ら日本代表選手を欧州へ連れてきたアンジェ・ポステコグルー氏。
昨季はトッテナムの監督として、同クラブに41年ぶりにUEFAヨーロッパリーグのタイトルをもたらすも、プレミアリーグでは17位に低迷。
そのような中、移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏は4日、自身のXで「レヴァークーゼンとフェネルバフチェがポステコグルーを次の指揮官候補に載せ、具体的な議論を進めている」と伝えた。
レヴァークーゼンは2023-24シーズンにシャビ・アロンソ監督の下、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を達成した。
だが今夏、シャビ・アロンソ監督がレアル・マドリーの指揮官に就任すると、グラニット・ジャカ、フロリアン・ヴィルツら主力選手が複数人退団し戦力が大幅に落ちた。
今季からエリック・テン・ハフ監督が新監督に就任したが、シーズン開幕から1分1敗12位に低迷。選手やコーチングスタッフとの確執が噂され、わずかリーグ戦2試合で解任された。
また、トルコの名門フェネルバフチェは先月29日にジョゼ・モウリーニョ監督を解任した。
同クラブは昨季の国内リーグで2位と、優勝にとどかなかったものの、決して悪くないシーズンを過ごした。しかし、モウリーニョ監督は今夏の移籍市場での補強をめぐり、クラブの運営陣と対立。UEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフ敗退が解任の決定打となった。
トルコのクラブは、これまでも早い決断により名将を招へいしたケースが多いことから、今回もインターナショナルブレイク中にポステコグルーとの契約をまとめるのではないかとの見立てもある。
レヴァークーゼン、フェネルバフチェはいずれもマンチェスター・ユナイテッドの元監督を数日前に解任しており、元Jリーグ優勝監督がどちらのチームを選ぶのか注目が集まる。