韓国メディア『ニュース1』は26日、同国1部第15節の光州FC対江原FCの試合中に、観客席で起こった緊急事態を報じた。

前半16分ごろ、観客席にいた13歳の少年が熱中症の症状で突然倒れた。

これを確認した主審はすぐにホイッスルを吹いて試合を中断した。

光州と江原の医療スタッフは、ピッチを横断して倒れた少年がいる観客席側へ駆けつけると、観客席からはしごが降ろされ、両チームの医療スタッフはすぐに少年の救護を行った。

当時現場にいた朝鮮大学病院の看護師パク・スチョルさん(光州医療スタッフ)は同メディアの取材に対し「観客席から助けを求める声が聞こえ、主審のホイッスルが鳴った瞬間、反対側の観客席へ走って行った。到着すると、少年の唇はひどく乾いていて顔色も青白く、体温もかなり高かった。幸い、かすかに意識はあったので、すぐに体温を下げる処置と水分補給が必要だと判断しました」と現場の緊迫した状況を振り返った。

さらに「日陰の安全な場所に少年を搬送し、応急処置を施しました。現場にいた医療チームの連係がうまくいき、迅速に対応できたことが大きかった」と語った。

この13歳の少年は観客・審判・医療スタッフの素早い対応により間もなく意識を取り戻したという。

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