現在、韓国で批判の的になっている光州FCの不正選手登録問題について、国際サッカー連盟(FIFA)が公式な見解を示した。
アルバニア代表FWヤシル・アサニの連帯保証金の未納金及び、補強禁止処分期間中に選手補強をした上で10人以上の不正登録選手を起用し続けていたとされている光州。
同クラブは今年、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でヴィッセル神戸を撃破して話題となっていたが、その試合でも、登録禁止処分中に補強した選手を起用していた。
この状況に、韓国1部の複数クラブがKFAに異議申し立てを行っていたが、同協会は「故意性のない行政上のミス」と判断して勝点はく奪などの重い処分は下していなかった。
そのような中、26日にFIFAが「KFAの判断を尊重し、(光州の該当選手たちが)正式な出場資格を有している」と認める公式見解を示した。
続けてFIFAは「今回のFIFAの立場は行政的な解釈に過ぎず、登録禁止規定を破ったKFAまたは光州FCに対する追加懲戒の検討及び必要な手続きは今後進めることができる」と付け加えたが、「(光州の)当該選手の出場資格やすでに行われた試合の結果には影響しない」と明言した。
これで国内クラブが異議を申し立てた「不正登録選手起用による没収試合(光州の0-3敗戦)」などの処分は不要との結論に達した。
FIFAからの懲戒を免れた光州だが、当然ほかのクラブは納得できないだろう。まだ韓国でこの問題が収まる気配はなさそうだ。