2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。
今年10月にはブラジル代表を東京に招いて親善試合を行う見込みとされている。
W杯南米予選で苦しんだブラジルだが、すでに本大会行きを決めている。
そのブラジルは9月にチリ、ボリビアとの南米予選の残り試合を戦う。
そうしたなか、ブラジル大手紙『Globo』は、ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は、9月の代表戦でヴィニシウス・ジュニオールの招集を見送ると伝えた。
25歳のヴィニシウスは、強豪レアル・マドリーで活躍する25歳のウィンガー。ネイマール不在時にはセレソンの背番号10を託される世界的スター選手だ。
アンチェロッティ監督は、FIFAの規定に従い、各クラブに予備メンバーリストを送付したが、そこにヴィニシウスの名前はなかったという。
ヴィニシウスは、6月11日の南米予選パラグアイ戦でイエローカードを受けており、9月5日のチリ戦は累積警告によって出場できない。
また、9月9日にアウェイで行われるボリビア戦は標高4100メートルもの高地エル・アルトで開催される。エル・アルトは世界で最も標高が高い都市ともいわれ、プレーする選手たちには負担が大きい。
そのため、指揮官は、今回はヴィニシウスを招集せずに休ませることが代表にとってもレアルにとっても有益だと判断したとのこと。
なお、ブラジルサッカー連盟は、10月10日にソウルで韓国戦、14日に東京で日本戦を行うことで両サッカー協会と合意しているものの、事務手続きと商業上の問題が残り、正式発表は未定となっているとされている。もし、日本とブラジルの対戦が実現すれば、2022年6月以来のことになる。