現役時代はナポリやスロバキア代表の司令塔として活躍したMFマレク・ハムシーク氏。

現在はスロバキア代表チームのコーチングスタッフを務めているが、将来的にはセリエAなど欧州のトップリーグに、指揮官として挑戦するかもしれない。

イタリアメディア『Il Mattino』は9日、イタリア・コヴェルチアーノで前日までに行われたUEFAプロマスターズの最終試験について伝えた。

2日間の日程で行われたこの試験には、多くの元名選手や現役の指導者が参加。

ハムシークの他、コモのセスク・ファブレガス監督、アレクサンドル・コラロフ氏、ルカ・リゴーニ氏らに加え、ミランのアシスタントコーチであるマルコ・ランドゥッチ氏、ハンガリー代表のアシスタントコーチを務めるコシモ・イングーショ氏らが受験した。

最終試験では、受講生たちがコーチングスクールの各担当の教官の前で、サッカーの技術・戦術、フィジカル、コミュニケーションスキル、心理学といった科目の口頭試験を受け、さらに試験委員会の前で論文発表を行う。

現役時代に卓越した戦術眼と技術でナポリを牽引したハムシーク氏は、UEFAの指導者最難関コースとして知られるUEFAプロマスターズに見事合格。また、同氏の他にはセスク監督、リゴーニ氏も試験に合格した。

同試験に受かったハムシーク氏らは、今後男女問わずあらゆるレベルのチーム、さらにはセリエAの指揮も可能になるという。

なお、UEFAプロマスターズに合格した日本人は、シント=トロイデンでアカデミー選手の育成やクラブのフットボール戦略を手がける髙野剛氏と、前九州産業大学サッカー部監督の濱吉正則氏がいる。

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