ドイツメディア『Neue Presse』は12日、ドイツ4部に降格したハノーファー96IIが昨季までJ2水戸ホーリーホックから期限付き移籍で獲得していたDF松田隼風のレンタル期間延長、または完全移籍での獲得を検討していると伝えた。
ハノーファーIIは昨季、同国3部に昇格したが、リーグ戦38試合9勝10分19敗で20チーム中18位となり1シーズンでの降格が決まった。
2023-24シーズンに水戸から期限付きで加入したサムライは、左サイドバックと左ウィングでプレー。同シーズンは28試合で3得点を挙げ、昨季は3部で34試合に出場して1得点4アシストを記録した。
同メディアによると、松田は攻撃面での活躍が評価され、チームは4部での戦いを強いられた来季もスカッドに含めたい考えだという。
松田は2003年10月2日生まれの現在21歳。JFAアカデミー福島で育成され、2019年には国民体育大会で静岡県代表として出場して優勝に貢献した。
2022シーズンから水戸に加入し、J2通算20試合に出場。2023年7月から当時4部のハノーファーⅡへ期限付き移籍。同年に開催されたU-20ワールドカップに出場したU-20日本代表のメンバーに招集され、今後はロス五輪で日の丸を背負って活躍することが期待されている。
また、来季ハノーファーIIで再び安定した活躍を見せられれば、多くの日本代表選手がプレーしたトップチームへ昇格するチャンスもある。