浦和レッズの絶対的司令塔として君臨するスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソン。
安定感抜群のプレーで浦和の攻撃のかじを取るMFには、母国スウェーデンのクラブも熱視線を送っている。
スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は9日、同国の強豪ハンマルビーからの継続的な関心に続き、古巣ヘッケンも同選手の状況を注視していると報じた。
ハンマルビーは1年前にもグスタフソン獲得の可能性を探っており、同選手のJリーグでのパフォーマンスを見て、冬に再びアプローチを試みる可能性があるという。
そうした中、ヘッケンでスポーツディレクターを務めるマーティン・エリクソン氏は、同メディアの取材に対して「(グスタフソン獲得の)準備は整っている」と明らかにした。
ただし、ヘッケンは「彼が日本を離れる決断をすれば」という条件が付帯する。
『FotbollDirekt』は、スウェーデンの2クラブがグスタフソン獲得に興味を示していることは事実だと認めながらも、来年1月に動きがある可能性は低いと見ている。
『Transfermarkt』によると、浦和とグスタフソンの契約は2026年12月まで残っているとされており、同選手が「アジア最大級のクラブのキープレイヤー」であることから、浦和が高額な移籍金を要求すると見込まれる。
また『FotbollDirekt』は、「グスタフソンの年俸はおおよそ800万クローナ(約1億2800万円)に上るため、(彼を獲得する)新しいクラブは、相当な給与を支払う必要がある」と伝えた。
グスタフソンはクラブワールドカップ期間中にもスウェーデンメディアから移籍の噂についてコメントを求められ、当時は「今はチームの試合に集中している」と言及を避けていた。
浦和加入から2シーズン目となる今季は、ここまでリーグ戦27試合に出場して2ゴール1アシストを記録している。今季は浦和をさらに上の順位へ引き上げる活躍を期待したい。

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