日本代表MF久保建英、韓国代表MFイ・ガンイン、中国代表FWウー・レイ。

彼らは極東アジア出身選手として、いずれも2020年ごろのスペイン1部に在籍し、大きな期待を集めていた選手たちだ。

久保は現在レアル・ソシエダで中心的選手として活躍し、イ・ガンインもパリ・サンジェルマンでCL制覇に貢献するなど、欧州でもトップクラスの選手として期待に違わぬ存在感を見せている。

しかしながら、この2人よりも年上であるウー・レイは2022年にエスパニョールを退団し、母国中国の上海海港に帰還していた。

中国メディア『捜狐』はそんなウー・レイの厳しい現状を解説している。同メディアによると、現在彼を悩ませているのは昨年6月に発覚した右ひざ外側半月板損傷の再発。

この影響で今シーズンのウー・レイは今シーズンの平均出場時間は30分未満にとどまり、得点もPKでの1得点のみとなっている。また、具体的なプレー面でもスプリント能力の顕著な低下が確認されている。

また、同メディアはウー・レイの軟骨は最高レベルに摩耗しており、外科手術による修復の見込みがほぼないという専門家の見解も掲載。この要因や、代表チームの若返り戦略により、ウー・レイが緩やかに引退へと向かっていくだろうという見解を示している。

キャリアも終盤に差し掛かった中国のレジェンド、最後にレガシーを残すことはできるだろうか。

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