67歳のクリス・カマラ氏が病の苦労を明かした。5日、イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

現役時代はブレントフォードやリーズ・ユナイテッドでプレーし、1995年に現役を引退。その後は人気解説者として活躍したが、2022年に発語失行症と診断された。

運動麻痺や感覚障害がないにも関わらず、発声や発語の動きが制限され、発話に異常をきたす状態に見舞われている。

「体が本当に弱いんだ。階段を下りるのが本当に大変なんだ。上るのは大丈夫だが、階段を下りるときには脳が『落ちるぞ』と言ってくる。実際は落ちないはずなのにね。だから手すりをつかまないといけないんだ。私の後ろに並ばないでほしいし、飛行機の階段を下りるのに5分もかかる」

病気によって、2022年には人気番組『サッカー・サタデー』を含むテレビの仕事から退くことを余儀なくされた。

体内に高周波と磁場を送る機械の効果が埋め込まれており、最近では病気の治療のためにメキシコへ渡航したと明かした。

それでも2024年には仕事に復帰。「仕事に関してもそうだが、自分の病気は受け入れているものの、それが後で自分に跳ね返ってくるような状況には陥りたくない」と、慎重に仕事を選んでいるという。

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