12日にリヴァプールからレアル・マドリーへ移籍することが発表されたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。
契約は6月30日に満了を迎える予定であったが、クラブワールドカップへの出場が可能になるよう、半月前に契約を解除してのレアル・マドリー移籍となった。
このわずかな期間のためにレアル・マドリーは1000万ポンド(およそ18.4億円)もの移籍金を支払ったと伝えられている。
木曜日に行われたレアル・マドリーでの入団会見において、アレクサンダー=アーノルドは流暢なスペイン語で挨拶を行い、ユニフォームも披露された。そこには「TRENT」というネームと「12」の番号が書かれていた。
リヴァプールでは「ALEXANDER-ARNOLD」という名前でユニフォームを作っていた彼であるが、スペインでは「TRENT」というファーストネームを使用することになった。
『TNT Sports』によれば、彼はその理由について以下のように説明したという。
「正直に言えば、これは非常に簡単な説明になるよ。
ヨーロッパを旅しているといつも、名前が3つあったり、アレクサンダー=アーノルドと二重の名前があったりして、多くの人々を混乱させていることに気づいたんだ。
みんなは僕をアーノルドと呼び、アレクサンダーと呼び、アレックスと呼び、トレントとも呼ぶ。いろんな呼び方があったから、今度はシンプルにしようと思ったんだ。
背中にトレントと書いてあるのだから、トレントとして知ってほしい。これが僕の名前だし、みんながこう呼んでくれると思うよ」
なお、スペインではシニアのプレーヤーが原則的に1~25しか使えず、GKに1、13、25が割り当てられるため、リヴァプールで着用していた66番は使用不可だったとのこと。
そしてこのタイミングで既存の選手も多かったことから、選択肢はそもそも12番と18番しかなかったそうだ。